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こんにちは。関東の片田舎もぼちぼち梅雨に入りそうな雰囲気ですが、いかがお過ごしでしょうか?
今回は燻製を始めるにあたって必要になる消耗品などについてまとめています。
ご興味がありましたらぜひご覧ください。
食材の調達やオススメについては以前の記事で紹介していますので、そちらも併せてどうぞ。
Contents
ここでの「燻製」について
今回は燻製の中でも「温燻・熱燻」という、比較的食材に熱がかかる燻製についてまとめています。
スモークサーモンのようなものは、熱のかかりにくい「冷燻」と呼ばれる方法で作りますが、今回もスルーしています。


消耗品・設備の一覧
使う場面などはいったん無視して、最低限必要なものの一覧を示します。
- スモーカー
- スモークウッド・スモークチップ
※ スモーカーのかわりにフライパンや中華鍋を使う方法もあります。
続いて、なくても大丈夫だけど、あると便利なものをリストアップします。
- ピート(オススメ!)
- トング
- ガスバーナー
- 串
- 火起こし器
- 脱水シート
- チャック付のポリ袋
- 乾燥用のネット
- 真空シーラー
↑文字だけだとわかりにくいと思いますので、以上の消耗品・設備を使う場面ごとに紹介していきます。
場面別の使うもの
↑で書いたように、どの場面で何を使うかご紹介していきます。
準備段階では、「あると便利なもの」しか登場しませんが、あるとメチャクチャ便利で、個人的にはかなりオススメです。
特に事前に味付けしたりする食材を燻製にするなら、あった方が良いでしょう。
逆に、チーズや笹かまのような、すぐに燻製してしまう食材だけなら、無くても全く問題ありません。
- チャック付のポリ袋
- 脱水シート
- 乾燥用のネット
チャック付のポリ袋は、食材をソミュール液に漬け込むときにあると便利です。
燻製の準備だけでなく、燻製後に湯煎したり電子レンジでチンするときにも使えるアイラップがオススメです。
脱水シートはこれまでの燻製関係の記事でもちょくちょく登場していますが、燻製前に食材を脱水・乾燥させる時に威力を発揮します。
乾燥用のネットを使って屋外で乾燥することもできなくはないのですが、食中毒などが気になる時期は、冷蔵庫内で脱水できる脱水シートが断然オススメです。製品名を出してしまいますが、信頼と実績の「ピチット」を推します。


どちらもストックしておいて損はないですし、災害対策でアイラップをもっておけば湯煎もできて洗い物も減らせるのでかなり便利です。
乾燥用のネットは、特に冬場の乾燥を利用して食材の脱水を行う際にあると便利です。以下の記事でもご紹介していますが、冬以外は脱水シートを使うのが安心ですね。
- 【必須】スモーカー
- 【必須】スモークウッドまたはスモークチップ
- ピート(オススメ!)
- トング
- ガスバーナー
- 串
- 火起こし器
スモーカーと、ウッドやチップが必須のアイテムです。
スモーカーは、市販の折り畳みタイプや段ボールタイプのほか、フライパン・中華鍋、段ボールを使うことができます。
注意点としてはフライパン・中華鍋だと熱燻になってしまうので、食材によってはオススメできません。チーズはモノによっては大丈夫ですが、高確率で溶けます。(香ばしいにおいがして美味しそうではありますが)
スモークウッドやチップは好きなものを使えばなんでもOKですが、迷ったらサクラにしておけば間違いありません。
また、煙を発生させる時に、他に熱源がなければスモークウッド一択になります。
逆に、炭などの他の熱源があるなら、チップを使って煙を発生させることができます。私は以下の画像のように、炭火と一緒にウッドとピートを入れて使っています。


そのほか、スモークウッドや炭に着火するためにガスバーナーがあると便利です。
また、火が付いたスモークウッドや炭を直接触るわけにもいかないので、金属製のトングをオススメします。
ついでに、火起こし器と書くとわかりにくいですが、↑の図でスモークウッドと炭を入れている金属製の容器のことです。底に穴が開いているので、途中で火が消えにくい構造になっています。
燻製が終わった後は、すぐに食べてしまえば何も問題ありませんので、こちらも「あると便利なもの」だけです。
保存や加工をする場合は次のものがあると便利です。
- チャック付のポリ袋
- 真空シーラー
チャック付のポリ袋は、準備段階でもご紹介したとおりで、あとで湯煎したりレンジでチンする時に便利です。
真空シーラーは個人的なオススメになります。というのも、オイル煮(コンフィ)を作るときに真空シーラーで作ると、少ない量のオリーブオイルで食材をひたひたにできるのですが、チャック付の袋だと袋の中を減圧にできないのでオリーブオイルの量がそこそこ必要になります。
オリーブオイルの使用量が増えるということは、オリーブオイルを摂取しなければならない量が増えることを意味します。味が悪いわけではなく、むしろかなりウマいのですが、カロリーやばい。
というワケで真空シーラーは必須ではないものの、オススメしています。
その他
スモーカーは、市販の折り畳みタイプ以外にも、段ボール製のものが売っています。
これ以外に、フライパンや中華鍋を使えますが、個人的にはその辺で手に入る段ボールをオススメします。
理由は、調達しやすさ、持ち運び、加工しやすさ、捨てやすさの4点にあります。
市販のスモーカーは、金属製のしっかりしたものもありますが、しっかり作ってあるが故に意外と重いです。折りたためるので収納自体は簡単ですが、捨てる時は居住地の自治体の捨て方に従う必要があり、結構面倒でした。
では、市販の段ボール製のスモーカーはどうかというと、価格のわりに普通の段ボールなのです。
このほか、フライパンや中華鍋については、基本的に熱がかかりやすい「熱燻」になってしまうため、食材によっては使えないことがあります。
これに対して、段ボールは近所のスーパーでもらえますし、軽くて丈夫なのに穴をあけるのもカンタンです。
しかも不要になったら、燃やしたり紙ごみとして出せばいいので、処分も楽ちんです。
以上の理由もあって、個人的にはその辺で手に入る段ボールをオススメしています。


スモークウッドやチップは、近所のホームセンターで手に入れることができますし、ネットで注文してもOKです。
種類も、サクラ、リンゴ、ヒッコリー、ウィスキー樽などいろいろありますが、パッケージにオススメ食材などが書いてあるので、できれば一度店頭で実物を見てみることをオススメします。
ただそれでも迷うなら「サクラ」にしておけば間違いないです。
- ほかに熱源がある → ウッド・チップ
- ほかに熱源がない → ウッド
※ チップだけで燃焼させるのが難しいためです。
最後にピートについてです。
ピートも必須ではないのですが、見かけたら買っておくことをオススメします。
というのも、ピートがあると燻製感がマシマシになるからです。最初はピートを使わず、慣れてきたらピートを追加してみても面白いですよ!
最後までお読みいただきありがとうございました。