先日投稿した記事で、焼きプリンの予備試験を紹介しました。
【条件検討】ピザ窯で焼きプリンを作るための予備試験結果として、焼きプリンはそれなりの仕上がりになり、あとは自作のピザ窯で焼くばかりとなりました。
しかしながら、卵黄だけを使うという贅沢仕様のため、卵白が余ってしまいました。
以上の理由で卵白をどうにか有効活用しようと挑戦したマカロンは惨敗でした(data not shown)。
そこで、少し目線を変え、「甘くない」「卵白を使うもの」ということで“塩釜焼き”をやってみることにしました。
Contents
材料・設備など
今回は、プロ野球チームも持っている某大手ハム会社のレシピを参考にしました。
- ブロック状の牛肉: 500 gほど
- 塩: 500 g(肉と等量が目安)
- 卵白: 今回は卵3個分使った
- コショウ(ホールかあらびき):適量
- ローズマリー(ホール):適量
- 家庭用のオーブン
- 耐熱皿
- 焼きあがった塩釜を破壊するための木槌
実験工程
基本的な流れは、卵白と塩を混ぜたもので、肉を覆って、オーブンに放り込んだら出来上がりです。
もう少し細かく見ていくと以下の通りです。
- 牛肉を室温に戻し、フォークで何回か刺しておく。
- 卵白を泡立てる(必要ではないらしいが・・・)
- 泡立てた卵白に塩をドバっと入れて混ぜる。
- 牛肉にコショウとローズマリーを多めに振る。
- 耐熱皿に工程3で作った卵白を敷き詰める。
- 工程4の牛肉を、工程5の耐熱皿の上に置く。
- 牛肉を隙間なく覆うように、工程3の卵白をかける。
- 予熱しておいたオーブンで焼きあげる。(設備の都合上、200℃で45分加熱した)
画像付きで見ていきましょう。
工程2と3は以下のとおりです。わざわざ画像をつける意味を感じませんが、一応。
次に、肉にコショウとローズマリーを振るところです。
グラインダー付きの容器でコショウを保管していたのですが、いつの間にやら容器が破損していました。
仕方なくコーヒーミルで粉砕しましたが、こんな目に合わないためにも、最初からあらびきのコショウを買うことをおすすめします。
続いて工程5~7です。肉を覆いましょう。
最後にオーブンで焼き上げて完成です。熱くて取り出せなかったので、30分ほどオーブン内で放置しました。
ここで、肉に火が通っているか確認しましょう。
焼き上がりの塩釜は思ったほど固くなっておらず、意外と手で大丈夫でした。
実験結果
まずは、焼き上がりの画像をご覧ください!
どうですかコレ。
以前ピザ窯で作ったローストビーフよりも、さらにローストビーフ感のある仕上がりです。
【実験】自作のピザ窯でローストビーフを作ってみたお味はというと、ほんのりと塩気が感じられ、うまい肉を食っている感じが半端ないです。
スーパーで買った安い牛肉がここまで変化するとは予想していなかったので、衝撃を受けることは確実です。
当然お酒も進むのですが、ビールのストックが切れていたのが残念でなりません。
ワインもきっと合うでしょう。日本酒は今度試してみます。
まとめ
卵白の有効利用を目的に行った実験でしたが、思いのほか良かったです。
卵白が肉の周りを覆うことで、中の牛肉が蒸し焼きになるので、焦げる心配がないこともポイントでしょう。
オーブンで200℃、45分加熱すればできるということは、ピザ窯であればほぼ確実にできます。
何より、(過去に作った)ローストビーフよりローストビーフらしい見た目には驚きました。
自作のピザ窯がなくとも、検討の価値は十分にあると思います。
塩釜ビーフなんて名前があってもいいんじゃないだろうか。
ローストビーフとの違い
私が過去に自作のピザ窯で作ったローストビーフとの比較をまとめました。
ローストビーフ | 塩釜焼き | |
下味 | 一晩冷蔵庫に入れて下味をつける | コショウ・ローズマリーをその場で振る |
加熱時間 | 1時間(加熱30分+余熱30分) | 45分 |
味 | うまい | うまい |
見た目 | 厚いステーキっぽい | ローストビーフっぽい 塩釜のインパクトは大きい |
手間 | そこそこ | 少ない |
ピザ窯かオーブンかの違いはあるので一概には言えませんが、総合的には塩釜焼きの方がやりやすいと感じました。
塩釜焼きは釜自体のインパクトもあるのでウケもいいです。
何より焼きプリンを作るときに同時に準備できることも大きいです。
ピザ窯を自作せずともご家庭のオーブンで作れますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、ブロック状の肉の調達はロスオフがおすすめです。
下記リンクからお好みの肉や魚を探しましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。