ピザ窯でプリンを焼いてみました。こちらの記事もご覧ください。
【実践編】自作のピザ窯でプリンを焼く!食えるのか?こんにちは。いよいよ大型連休が始まってしまいましたね。
関東は連休初日からあいにくの雨、ピザ窯の稼働には向いていませんが、できることはあります。
そう、ピザ窯を使った際の失敗の可能性を下げるための条件検討です。
今回は、焼きプリンの条件検討です。
理系らしく、実験レポート風に仕立てていますが、ご興味ありましたらご覧ください。
Contents
条件検討の目的
本実験は、屋外のピザ窯において焼きプリンを作るための条件を確認するために実施します。
なお、出来上がったプリンは作成者がおいしくいただきます。
材料など
本実験では、以下の材料・器具を用いました。
- 卵:3個
- 牛乳:300 mL
- グラニュー糖:30 g
- カラメルソース:適量
- (必要なら)バニラエッセンス:適量
- はかり
- オーブン
- 耐熱性の容器
- ろ過用のざるなど
方法
- 卵の白身と黄身を分け、黄身を崩しておく
- 牛乳を軽く温め、グラニュー糖を溶かす。
- 工程1で崩しておいた黄身に、工程2の牛乳を何回かに分けて加え、泡立たないように混ぜる。
- カラメルソースを耐熱容器の底に好みの量入れる。
- 工程4の容器に、工程3の液をざるなどでろ過しながら、そっと流し込む。
- 予熱しておいたオーブンで焼き上げる。ここで加熱時間や温度のチェック。
- 食う。
作業中の図
卵黄と卵白を分けた。
カラメルソースを耐熱容器に入れた図。
さらにプリン液(工程3で作った液体)を耐熱容器に流し込んだ図。
結果
焼き上げる工程で、150℃、30分の条件を採用したが、残念ながら焼けなかった。
加熱時間が足らないと思い、追加で30分加熱したものの、やはり固まらず。
そこで、温度を170℃に設定しなおし、30分ほど焼くことで、ようやく下図左側のような「プリンらしいもの」になった。
右側は、アルミホイルでフタをしたせいか、表面の固まり具合がいまいちだった。
以上のことを踏まえ、アルミホイルでフタをせずに170℃で加熱することでようやく焼きプリンを得た。
・・・長かった。
室温で放冷してから冷蔵庫に入れ、一晩おいてから実食したところ、口当たりはなめらかで、甘さ控えめのおいしいプリンであった。
考察
本実験の目的は、ピザ窯で焼きプリンを作る際の条件を知ることであった。
実験を振り返ると、150℃の加熱では加熱時間を延長してもプリンは焼けなかった。
加熱温度を170℃に上げ、長時間加熱することで焼きプリンを作成することができた。
実際のピザ窯は、170℃以上の加熱が可能であることから、温度は問題ないと考えられた。
一方、170℃にした際の加熱時間は読みにくく、40分程度は必要と思われた。
ピザ窯でピザを焼く際は300℃くらいまで上げるので、温度条件は十分カバー可能。
今回の実験では、卵のうち、卵黄だけを使用した。
半熟の目玉焼きのイメージするとわかりやすいが、卵白の方が加熱によって固まりやすいので、全卵に比べて卵黄だけの今回のプリンは固まりにくかったと考えられる。
全卵でプリンを作ればもう少し簡単であった可能性もあるが、卵黄だけの方が気泡も入りにくく、作業しやすかった。
まとめ
さて、レポート風の書き方はここまでにして、実際にピザ窯で焼きプリンを作る際の条件などを見ていきましょう。
- 卵:卵黄だけでもいいし、卵白が入っていてもよい。
- 温度:170℃以上
- 加熱時間:40分~50分
ピザ窯の温度を測るためにも、300℃以上まで測定できる温度計が欲しいところですね。
ちなみにプリンは加熱しすぎるとこうなります。(作成者がおいしくいただきました)
使っていない材料の扱い
さて、焼きプリンの条件は大体決まりました。しかし問題が一つ残っています。
それは「卵白使っていない問題」です。
卵白の使い道を必死に探したところ、マカロン、マシュマロなどが候補にあがりました。
手間と時間を考え、実はマカロンに挑戦してはいたのですが、画像にも残したくないほど残念な結果でした。
そのため、ピザ窯使用時には、別の用途を考える必要があります。
現時点では、塩釜焼きを候補にしています。
肉か魚か、こちらの条件検討も連休中に行いますので、追々記事にしたいと思います。
カラメルソース
今回、カラメルソースも自作しましたが、工程には示していません。買った方が断然楽なので。
興味がある方は挑戦していただくのが良いと思いますが、プリンを作ることが目的ならば、買えば済みます。
自作のメリットは、好きなだけカラメルソースを増量できることです。
どちらが自身に合っているかで、自作するか、買うか、選ぶのはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。