こんにちは。
この記事では、以下のような人に向けて、投資信託を買う時に知っておきたいことを紹介しています。
- これから証券口座を作ろうと思っている人
- 投資を始めてみようと考えている人
何かの参考になれば幸いです。
Contents
1.投資信託とは
金融庁のHPをのぞいてみると・・・
「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」のこと。
出典:金融庁ホームページ
「集めた資金をどのような対象に投資するか」は、投資信託ごとの運用方針に基づき専門家が行います。
とあります。
様々な対象に投資できて、しかもプロが運用してくれるスグレモノです。
実は、投資信託にはいろいろとコストがかかります。
- 買う時 :買付手数料
- 持ってる時:信託報酬
- 売る時 :信託財産留保額、解約手数料
これらのコストは、運用の出来に左右されない部分なので、安いものを選ぶのが賢明です。
最近は、買付手数料無料(ノーロード)の投資信託が増えてきたように感じます。
投資信託は、運用の方針によって、大きくアクティブ型とインデックス型に分けることができます。
アクティブ型は、がつがつ利益を追い求めるタイプになります。
利益を上げるために手間暇かけているので、信託報酬は高い傾向にあります。
インデックス型は、日経平均などの指数に連動するように運用される投資信託です。
例えば「よくわからないけど日経平均ください!」と思ったら、日経平均に連動する投資信託を1万円分買えば、日経平均全体に1万円分投資したことになります。
アクティブ型と比べて運用の手間はそれほどでもありませんので、信託報酬は低めです。
過去のデータを参照すると、長期で投資するならインデックス型が良いとされています。
主な対象は、次のようになります。
- 株式 (国内、先進国、新興国)
- REIT (国内、先進国、新興国)
- 債券 (国内、先進国、新興国)
- 商品 (金、原油など)
REIT(Real Estate Investment Trust)は、「リート」と読むもので、簡単に書くと不動産です。
(イメージをつかむため簡単に書いてます。)
余談ですが、以前かかってきた不動産投資の営業の電話で、REITを「レイト」と読んでる方に当たったことがあります。気持ちは分かるのですが、不動産投資の営業するなら知っておいた方が良いのでは…と心配になったのを思い出しました。一切訂正しませんでしたが。
プロが運用してくれるので、定期的に資金を投下する以外、自分でやることは何もありません。
年1回くらいの頻度でアップされる運用報告書をながめるくらいです。
2.投資信託はどこで買えばいいの?
個人的なオススメはネット証券です。
銀行や郵便局、証券会社の窓口でも買えますが、買付手数料が高かったり、不要な保険商品を勧められてしまう可能性があるので、断固拒否できる強靭な心の持ち主でもない限りは避けた方が無難です。
ちなみに、窓口で買う場合、窓口の販売員の人件費も上乗せされるために買付手数料が高かったりします。
また、売る側からすれば手数料の高い商品を売った方が儲けは大きいですが、
投資家からすれば手数料の分だけ確実にリターンが目減りします。
つまり、本当に投資家のためになる投資信託を勧めてくれるとは限らない、ということです。
以上の理由でネット証券をオススメします。
”SBI証券” か ”楽天証券” をオススメします。
- 口座開設や維持は無料
- 特定の銀行と連携すると便利でお得
- クレジットカードで投資信託の積立ができる(一部のカードに限る)
- 投資信託の保有額に応じてポイントがもらえる
- 貯まったポイントで投資信託が買える
個人的に、クレジットカードで投資信託が積み立てられるのは、かなり大きなメリットです。
銀行口座から証券口座への資金の移動は地味に面倒ですが、クレジットカードで積立ができると、カードの引き落とし口座から自動で引き落とされるので、資金移動の手間がゼロになります。
また、カードによっては利用額に応じたポイントがもらえます。手間は減るし、ポイントは貯まるしで、もう最高です。
両方口座開設してもいいのですが、まずはどちらか一つを選ぶのでしたら、生活スタイルなどを参考にするとよいと思います。
参考までに、独断と偏見で判断基準を挙げてみました。
- Tポイントを貯めている・使っている
- 特定のクレジットカードを持っている(詳細はSBI証券の公式HPをご覧ください)
- 住信SBIネット銀行の口座を持っている
- 楽天はちょっとな・・・と思っている
- 楽天ヘビーユーザー
- 楽天カードを持っている
- 楽天銀行の口座を持っている
- 普段の生活で楽天ポイントが貯まる・使える
- 楽天経済圏にドップリはまってもいい
迷ったらどちらを選んでも問題ないです。
3.投資信託を選ぶ基準
- 分散 (投資対象・地域・時間)
- インデックス型
- 買付手数料が安い or 無料(ノーロードとあるもの)
- 信託報酬が低い
- 運用成績が良くても分配金を出さない「再投資型」
- 償還まで無期限
ポイントは「長期・分散・積立」になります。
長期で運用するにあたって、イニシャルコスト・ランニングコストは低くおさえ、
分配金を元本に組み込んで運用してくれる再投資型が最も効率的だと思います。
また、日本だけに投資していると
日本の経済状況が悪化したとき、一緒に資産も目減りしてしまいますので
リスクを抑えるためにも先進国や新興国にも投資をする方が良いと言われています。
同様の理由で、株式だけでなくREITや債券まで投資対象を広げることも重要です。
時間の分散は「ドル・コスト平均法」という考え方が有名です。
いつ高騰・暴落するかは誰にも予想できませんので、粛々と積み立てましょう。
4.もし今からスタートするなら
もし私が今から投資を開始するなら
楽天証券につみたてNISAの口座を開設して、楽天カードで毎月3万円弱を「楽天・全米株式インデックス・ファンド」につぎ込みます。
楽天証券を選んだ理由は、ポイントが貯まっておいしいからです。
買付額は、つみたてNISAの上限である年間40万円を12か月で割って1か月あたりの金額にしたものです。銘柄は簡単に書くと、米国の株式を丸ごとパッケージ化したものです。(CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動するよう運用される銘柄)
地域の分散は全く考慮していませんが、買付手数料・信託財産留保額・解約手数料が無料で、信託報酬も0.162%(2021年7月末時点)と格安なのも魅力です。また、個人的にアメリカの成長力を信じているので全振りしました。悪い例ですね。
その悪い例でいろいろ考えた記事もアップしておりますので、ご興味がありましたらぜひどうぞ。

もしこれから投資をスタートするのでしたら積立額は少額から始めるといいと思います。
銘柄については、地域や投資対象の分散を考えた方がいいので、バランス型と呼ばれる「eMAXIS Slimバランス」や「〇〇資産均等型」などが選択肢として入るのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。