【考察】ロケットストーブ実用化への道

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こんにちは。関東の片田舎は相変わらずの寒さですが、いかがお過ごしでしょうか?

久しぶりの自作ロケットストーブの記事です。ご興味がありましたらご覧ください。

そもそもの話

まずそもそもの話ですが、ロケットストーブはわざわざ自作しなくても買うことができます。

キャンプなどでの使用を想定するなら、持ち運びやすい折り畳み可能なものが良いと思います。

わざわざ自作したい物好きな人のために以降の記事があります。

これまでの問題点

これまでに、ロケットストーブの作成→試運転→改修→試運転、といった流れで記事にしてきました。

この試運転の結果から、【着火~昇温】【構造の調整】【燃料の検討】の3点に改善の余地がありそうだ、と結論付けました。

このうち、ロケットストーブの煙突効果によって給気が改善されていることから、【着火~昇温】の問題は片付いています。

なお、着火の段階で空気を送り込むために、以下のようなふいご(左端の茶色いやつ)を使っています。

【構造の調整】は、ロケットストーブを構成するヒートライザー(煙突)やバーントンネルの長さ(燃焼管)の調整に関係するものですが、もう少し言うと問題の本質は煙突の高さであると考えています。

そこで今回は、【燃料の検討】です。

燃料の検討について

まず燃料の検討として基本的には薪を使用します。ただし、一口に薪と言っても大きく針葉樹と広葉樹の2つに分かれます。

針葉樹の薪は、木の組織の構造が比較的ゆるいためか、着火しやすく早く燃え尽きるという性質のようです。

一方、広葉樹の薪は、木の組織が比較的ギュッと詰まった密な構造なためか、着火はしにくいものの長く燃えてくれるそうです。

というのを近所の薪ストーブ屋さんから聞きました。薪ストーブ屋さん、いつもありがとうございます。

そこで、細めの針葉樹と広葉樹で燃焼を確認してみることにしました。

燃焼結果について

まず、画像は(撮り忘れたので)全くありません。

ただ、細めに割った針葉樹の薪がよさそう、という結論に至りました。

理由は2点あります。

1点目は、そもそも針葉樹は細く割りやすいが、広葉樹を細く割るのは大変だった、という経験によるものです。

2点目は、早く燃えきってくれることが、ロケットストーブと相性が良いと考えているためです。

個人的にロケットストーブは、サクッと昇温して調理に使える設備と考えています。このため早く燃焼して温度が上がる方が都合がよいのです。

ちなみに、過去の試運転でも煙突上部(内側)の温度は200℃くらいになっていました。この時の燃料は焼き鳥の串や段ボールでした。

薪を使えばもう少し高い温度で運用できると思います。

残る問題点

さて、着火や燃料問題は解決の目途が付きそうです。なので残すは【構造の調整】です。

こちらは、煙突の高さをもう少し低く調節して実験する必要があります。

実際に市販のロケットストーブを見てみるとあまりヒートライザー(煙突)の高さは高くないのです。

煙突が高ければ高いほど良いと思っていましたが、ある程度の煙突効果が見込める高さであれば機能的には問題ないみたいです。

一方、煙突が高すぎると熱気が減衰するのか、あるいは単純に熱源から距離ができるせいか、あんまりいい結果にはなっていません。

今後はこのあたりを実験してみたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ご注意

火を扱う場合は、周囲に十分注意するようにしてください。

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