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こんにちは。
久しぶりのピザ窯関係の記事ですが、ちょっと稼働してみました。火起こしとかの投稿はしてたんですけどね。
この記事では、ピザ窯とダッチオーブンを使ったビーフシチューづくりとその結末についてご紹介しています。興味があればご覧ください。
Contents
今回使ったダッチーオーブン
以前購入したものですが、以下のようなダッチオーブンです。

IH対応で、ピザ窯に入るサイズで選ぶと8インチしか選択肢がありませんでした。サイズ感はうちのニャンコよりやや大きいくらいです。
材質はステンレスです。鋳鉄製に比べてお高いのですが、使用前後の手間を考えると圧倒的にステンレスがカンタンです。
厚みもしっかりあるため、重さは感じるものの、蓄熱性もばっちりでした。
ちなみに、鋳鉄製のスキレットやダッチオーブンは、長持ちで使い込むほど味が出ると思いますが、どうにも手間がかかるため、ライトなアウトドア層たる私はステンレス製のお手軽品を使っています。
目の覚めるような銀色のダッチオーブン、気に入ってます。
ダッチオーブンでビーフシチュー
レシピ自体は、市販のビーフシチューのルウの箱に書かれているものに従いました。
簡単に書くと、①肉の表面を焼いてから、②沸騰するまで加熱して、③アクをとってから、④じっくり煮込む、というものです。
今回は、①~③までを屋内、④を屋外のピザ窯で行うことにしました。
やることはそこまで大変ではなく、以下の画像のような感じになります。
1枚目の画像はダッチオーブンで牛肉の表面を焼くところです。2枚目は、ワイン・水・ローリエを入れ加熱して沸騰させたところです。


肉を焼く工程はもはや食欲との闘いですね。
この記事のハイライトといっても良い、ピザ窯でじっくり煮込む工程です。
↓の図にあるように、ピザ窯の上の段にダッチオーブンを丸ごと放り込んで、下の段で薪を燃やしていきます。


上段の保温性を高めるため、開口部を耐火レンガで閉じています。
このようにすることで、煙突効果により勢いよく薪が燃焼し、効率的に温度を上げることができます。
レーザー温度計で上段の隙間からダッチオーブンの表面温度を測定した結果、314℃くらいまで上昇していました。
出来上がりは…?
3時間ほどピザ窯で加熱してから、温度が下がるのを待って取り出してみました。
その結果、銀色のダッチオーブンはうっすら茶色に変色し、…炭ですね…。


どう見ても炭ですね。味とか何とか言う前に、炭ですね。
あの美味しそうなブロックの焼肉が匠の業(ごう)で見事に炭へと変化したのです。
振り返り
結果、【失敗】という言葉しかありませんが、どこかでリベンジしたいとは思っています。
失敗の原因は単純に火力です。
久しぶりにピザ窯を稼働したのがうれしくて、ついつい調子に乗って薪を追加してしまいましたが、燃焼効率の高さも相まって調理に適した温度をはるかに超えたものと考えています。
確かに途中でダッチオーブンの表面温度を測定したら300℃超えてましたし…。
一方、良い点としては、しっかり温度を上げられるピザ窯であることが示せたでしょうか。
また、これから検討しておくべき点として、薪の種類(針葉樹・広葉樹)の性質があります。
薪の構造として、ギュッと詰まった密なもの(着火しにくいが持続性がある)と、比較的緩いもの(着火しやすいが早く燃えきる)があります。今回のような長時間じっくり煮込むものを考えると、持続的に燃えてくれる密な構造の薪をちょっとずつ投入していくのが良かったんじゃないかと思います。
この辺の検証は、ピザ窯だけでなく、ロケットストーブにも活きてくると思います。
後片付け
画像はありませんが、金属製のたわしでせっせと炭を削ってお片付けしました。
フッ素コーティングなどがあるとこんな荒業できませんので、ダッチオーブンの良い点の一つと言えますね。
今回は、結果として失敗以外の表現はありませんが、ダッチオーブンの表面の色が良い感じに酸化されて赤銅色?みたいになったので、これはこれで良しとしようと思います。
鋳鉄製のダッチオーブンも同様かもしれませんが、使えば使うほど味が出る、言い換えれば自分と一緒に成長してくれる調理器具もなかなかないと思いますので、大事にしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。