この記事でピックアップした銘柄の約3か月後の経過観察は以下の記事で紹介しています。
こんにちは。花粉がしんどいですね。
マスクに加えてメガネともしばらく付き合いが続きそうです。
さて、年初に作成した記事でもありましたが、今年から少しずつキャピタルゲインも狙っていこうと思っています。
先日発売された「会社四季報 2023年2集 春号」を参照しつつ、試験的にスクリーニングを実施しました。
ちなみに紙媒体の四季報は重いので、個人的には電子書籍をおすすめします。
これから1四半期くらいのスパンで推移を見守って、使えると判断したら本格的に運用していこうと思います。
Contents
スクリーニング方法
スクリーニングの方法は上記記事に記載していますが、以下のようにネット証券で銘柄をピックアップしました。
- 【東証グロース】と【東証スタンダード】
- 【PER】と【PBR】(数値の指定はしない)
- ついでに【PSR】【配当利回り】(数値の指定はしない)
- CSVファイルとしてダウンロード
最初の市場の指定ですが、小型株効果も期待して東証グロース市場を選んでいます。
東証スタンダード市場を入れた理由は、グロース市場やプライム市場に比べて出遅れているらしい、と聞いたからです
しかし、この記事を作成している段階ではあまり出遅れ感はないので、外しても良かったと思います。
CSVファイルとしてダウンロードしたら、ExcelかGoogleスプレッドシートでファイルを開いて、各銘柄のPERとPBRの積を計算させます。
ミックス係数の値は、22.5以下だと負けにくいとされているようですが、「優待バリュー株投資」ではさらにその半分の11.25を推奨しています。
ちなみに、上の画像では、計算したミックス係数が12以下のものを赤で塗りつぶしています。(数値設定は適当です)
ここから会社四季報とのにらめっこに入ります。
四季報から各銘柄の売上の変化率や営業利益率、一株あたりの利益の数字を拾っていきます。
あまりに業績が乱高下していると、ただのギャンブル(≠投資)になってしまうので、前期~来期(予想)までの売上や営業利益の推移を確認します。
どこまで信じられるのかわかりませんが、四季報には今期と来期の予想PERも書いてあるので、どこかで拾って検証してみようと思っています。
スクリーニングの結果
以上のような手法でスクリーニングを実施してみました。
スクリーニング実施は2023年3月17日の引け後で、株価はこの日の終値になっています。
また、四季報の見出しは2023年2集 春号のものです。
銘柄 | 株価 | PER | PBR | 四季報の見出し |
---|---|---|---|---|
【3440】 日創プロニティ | 598 | 11.5 | 0.47 | 上向く 新規事業 |
【8927】 明豊エンタープライズ | 192 | 7.08 | 0.82 | 独自増額 資金調達 |
【8508】 Jトラスト | 392 | 3.54 | 0.43 | 反落 証券子会社 |
【3970】 イノベーション | 1,535 | 8.05 | 1.21 | 復調 展示会 |
【4489】 ペイロール | 689 | 11.28 | 1.01 | 大幅増益 新サービス |
イノベーション【3970】は以前の記事でもヒットしていましたが、PBRが1以上になっていますね。
PBRだけで投資判断をするわけではなく、ROEの推移や他の指数なども含めて判断する必要がありますが、今回は見るだけなので、このくらいにしておきましょう。
5月くらいに振り返ってみて、この手法の是非を確認してみたいと思います。
参考書籍
基本的なスクリーニングは以下の書籍に従って行っています。
書籍の内容を書くわけにはいきませんので、悪しからずご了承ください。
なお、業界によりますが、一般論としてPBRは1倍を超えると割高、1未満だと割安とされています。
今回は値上がりを期待しての投資なので、一部除き、スクリーニングの段階でPBR1未満に絞り込んだりしています。
その他
途中で少し触れましたが、「優待バリュー株投資」のスクリーニングにもミックス係数は使えます。
この場合、スクリーニング項目に【株主優待】を入れて、ミックス係数で足切りすれば目的の銘柄がヒットします。
詳細は以下の書籍に譲りますが、最近優待の縮小が目につくので、私自身はスクリーニング項目に入れていません。
最後までお読みいただきありがとうございました。