【2025春】キャピタルゲイン狙いのスクリーニングの経過観察【グロース】

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こんにちは。梅雨空はどこへやら、暑い日が続きますね。

さて、「会社四季報3集 夏号」が発売されましたね。

最新号を使ったスクリーニングもしていきたいところですが、まずは春号のスクリーニングで引っかかった銘柄の確認をしていきましょう。

スクリーニングの手法

SBI証券の銘柄スクリーニング機能を使ってザっとリストを作成し、そこから様々な指標を使って絞り込みをかけました。

詳しいスクリーニングの方法は以下の記事に譲りますが、用いた指標として【PER(株価収益率)】【PBR(株価純資産倍率)】【ROE】【ROA】【営業利益率】などがあります。

勝ち負けの基準

これまでと同じく、スクリーニング時点の株価である【4/11の終値】に対して【6/13の終値】が、

  • 5%以上の値上がりで「勝ち」
  • 損益が5%に満たなければ「引き分け」
  • 5%以上の値下がりで「負け」

としています。

例えば、4/11の終値が1,000円で、6/13の終値が1,050円なら5%の値上がりなので「勝ち」と判断しています。

逆に、6/13の終値が950円だと5%の値下がりになるので「負け」と判断します。

グロース株の結果

結論から書くと、

17銘柄中、15勝 2敗 0引き分け

となりました。出来すぎですね…。内訳は以下のとおりです。

銘柄4/11
の終値
6/13
の終値
増減
#2301
学情
1,6271,7547.8%
#3687
フィックスターズ
1,6252,19134.8%
#3901
マークラインズ
2,1941,916▲12.7%
#4071
プラスアルファ
コンサルティング
1,4622,16548.1%
#4377
ワンキャリア
1,7292,20027.2%
#4390
アイ・ピー・エス
2,0592,35214.2%
#4431
スマレジ
2,8323,21513.5%
#4493
サイバーセキュリティ
クラウド
1,5421,87021.3%
#5038
eWeLL
1,9872,47224.4%
#6196
ストライク
2,8383,52524.4%
#6200
インソース
7931,01628.1%
#6564
ミダック
ホールディングス
2,2231,975▲11.2%
#7148
FPG
2,1062,32310.3%
#7191
イントラスト
78687010.7%
#7373
アイドマ
ホールディングス
1,4992,01134.2%
#9552
M&A総研
ホールディングス
1,1211,28214.4%
#9554
AViC
1,6762,24033.7%

「負け」になった2銘柄は、どちらも増収率と営業利益率が40%を超えていました。

仮にこれらの銘柄を4/11の終値で100株ずつ買うと3,009,900円かかり、6/13の終値で全て売却したとすると3,537,700円になるので、差額は527,800円。税金を考慮するとおよそ416,962円の利益となります。

だいたい2か月で13%くらいのリターンなので、無理やり年率に直すと約83%のリターンというオドロキの数値になります。

インカムゲインで生きていく覚悟が揺らぐには十分な数字ですね。

スクリーニング結果の考察

さて、上出来な結果ではありましたが、さらなる利益のためにも細かい検証をしておきたいところ。

そこで前回同様、いろいろな角度で見てみることにしました。

ROEやROA

スクリーニングでも使った【ROE】や【ROA】と、株価の増減についてみてみましょう。

まずは、会社四季報に書かれているそれぞれの数値(実測・予想)の差を、株価の変動率とプロットしてみました。

前回はどちらもグチャグチャの結果だったのですが、今回の結果を見るとさらに理解できなくなりますね。

続いて、ROEとROAの差、つまり【財務レバレッジ】の部分を確認してみましょう。ついでにROE改善率とROA改善率でプロットしちゃいました。

財務レバレッジの部分は、勝ち・負けどちらも大体100~200%に収まっているので、あまりアテにできないみたいですね。

一方、どちらの改善率も高ければ良い結果になりそうなのは何となくわかります。ただ、今回は「負け」データが少ないのでどこまで信頼できるやら…。

営業利益率など

続いて営業利益率などと株価の変動率について確認してみましょう。

営業利益率は会社四季報に記載されていた「今期売上予想」と「今期営業利益」から計算したものです。

また、総資産回転率は、今期の売上高/総資産で計算したもので、資産を使ってどのくらい効率的に売上を出しているかを示す指標で、数値が大きい方が良いとされているらしいです。

営業利益率が高ければよい、というワケではないみたいですね。今回のケースなら20~30%くらいがボリュームゾーンのようです。「負け」がそろって40%程度というのもなかなかな結果です。

また、資産の効率的な活用はやはり大事なのでしょう。ここは納得感があります。

売上・営業利益の伸び率

売上高の伸び率や営業利益の伸び率も確認してみましょう。

売上高の伸び率(増収率)は前期・今期・来期の売上予想から伸び率の平均を取っています。

同じように、営業利益の伸び率(3期増益率)も平均を取っています。

当然と言えば当然ですが、増収率は高い方が株価へのインパクトは大きいみたいですね。

一方、営業利益率が高くてもダメなパターンはあるようですが、営業利益の伸び率はいい感じのようです。

感想

今回のグロース株の結果は、「17銘柄中、15勝 2敗 0引き分け」でした。だいぶ出来すぎの結果ですね。

振り返って見るとスクリーニングを行った4月上旬は関税の影響で株価がだいぶ下がっていましたし、そこから回復傾向であったことも影響しているのかもしれません。

それと、これまではタラレバのスクリーニングだったのですが、実はちょっと前から仕込んでいまして…。

身銭を切った方がスクリーニングに対する姿勢が変わったような気がしますが、全部が全部うまくいくわけではないのでドキドキしますね。

また、グラフ化して振り返るのは今回が2回目なのでわからないことの方が多いですが、前回よりはさっぱりしたデータだったように感じました。

データ分析の経験が浅いことに加えてツールの問題もありますので、いろいろ勉強中です。

pythonのライブラリを駆使して、スマートなグラフ化とか目指したいもんですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ご注意

この記事は特定の銘柄を推奨する目的で作成されたものではありません。

投資は余剰資金で、自己責任のもと行ってください。

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