こんにちは。
タイトルからしてアレですが、9月28日にタカラレーベン・インフラ投資法人【9281】のTOB(株式公開買付)が発表されました。
ついこの前、日本再生可能エネルギーインフラ投資法人【9283】のTOBがあったような気がしますので、まさしくまたかよって感じですね。
【株式】インフラファンド1銘柄を売却そんなわけでタカラレーベン・インフラ投資法人のTOBについて記事にしていきたいと思います。
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【9281】のココが良かった
タカラレーベン・インフラ投資法人【9281】のどこが良かったかというと、
- 利回りが高い
- 2月・8月に分配金が支払われる。
- 比較的投資しやすい投資口価額
- FIT制度に守られた安定した事業
といった点でしょうか。
まず今年の実績とTOB発表前の終値を確認しましょう。
今年の1口あたりの分配金の実績は、2月が3,450円、8月が3,656円でした。
よって今年の1口当たりの実績は7,106円です。
TOB発表の影響が出る前の1口あたりの投資口価額は114,500円でしたので、単純な利回りはおよそ6.2%となります。
これが、配当金・分配金の少ない2月と8月に支払われるため、大変重宝していました。
事業そのものについては、冒頭の関連記事をご参照いただきたいのですが、言いたいことは「安定している」というところです。
【9281】のTOBについて
今回のTOBをざっくりまとめるとこんな感じです。
買付人 | 合同会社グリーンエネルギー |
TOBの目的 | 株式の非公開化 |
公開買付価格 | 一口あたり127,000円 |
公開買付期間 | 2022年9月29日 ~11月11日 |
公開買付代理人 | SMBC日興証券 |
買付人は、タカラレーベンなどが設立した合同会社(合同会社グリーンエネルギー)です。
この銘柄を保有している投資家は、期間内に市場で売却するか、公開買付代理人となっている証券会社の口座に移管して応募・売却するかを選べます。
前者だと市場の価格、後者だとTOBで提示されている価格になります。
【9283】の時のイレギュラー
2022年5月12日に、日本再生可能エネルギーインフラ投資法人【9283】のTOBが発表されていました。
その際、同じくインフラファンドであるカナディアン・ソーラーインフラ投資法人【9284】が合併に名乗りを上げていました。
そのおかげで(私が売却したあとに)少しだけ株価が上昇しました。
この記事を作成している10月1日時点で何も出ていませんが、今回も何らかの対応があるかもしれませんね。
【9281】をどうしてくれようか?
売却一択です。というかすでに売却しました。
TOB価格に届かないまでも、そこそこの利益が乗った状態で売却できるので、良しと判断しました。
わざわざ新しく証券口座をつくるのも面倒ですし。
【9281】の次に向けた考察
売却したはいいものの次に何をポートフォリオに加えるのか、思案しています。
2月・8月に配当金・分配金がもらえるところがいいなぁとは思っていますが、なかなか難しいですね。
参考までに記載しておくと、同じインフラファンドの下記2銘柄が5月・11月に権利落ちを迎えます。
- エネクス・インフラ投資法人【9286】
- ジャパン・インフラファンド投資法人【9287】
5月・11月に権利落ちなので、2月・8月に分配金を支払うものと推察されます。
今の株価や利回りを考慮すると、しっかり役目を果たしてくれそうです。
一方、今回のTOBの理由もあり、インフラファンドに投資することに懸念もあります。
いろいろと書いてあるのですが、いくつかピックアップしてみました。
- FIT制度による買い取り価格の下落
- 法制度の改正による事業環境の変化
- インフラファンド市場の先行き
FIT制度については前々から言われていたので、出口戦略を考える必要性は感じていました。
インフラファンド市場全体では、日本再生可能エネルギーインフラ投資法人の非公開化以降、6銘柄が上場している状態ですが、これから増える気配もないし、取引金額もJ-REITほどではない、というところのようです。
つまり、タカラレーベンと同じように非公開化に踏み切る可能性も否定しきれない、ということです。
個人的には記事のネタになってありがたいのですが、TOBに巻き込まれるのも面倒ですので、今回の資金は別の何かを買うことに充てます。
もしかしたら【9286】や【9287】を買っておけばTOBで少し利益が出るかもしれませんが、未来を見通すことはできませんので。
最後までお読みいただきありがとうございました。