こんにちは。関東は相変わらず暑いです。
医療機関に負担をかけないためにも熱中症対策はしっかりしておきたいですね。
薬剤師としては、熱中症対策のため経口補水液をおすすめしております。
さて、小中学校は夏休みに突入していますが、大人になっても夏休みは待ち遠しいものです。
今年はまとまった休みが取れそうなので、ピザ窯の稼働を予定しています。
【実験】自作のピザ窯でローストビーフを作ってみた上記の記事で【実験】と銘打っているように、再現性や実験条件の確認のためにも焼く際の釜内部の温度が測定したいところ。
そこで、今回は温度計を調達したので記事にしていきます。
Contents
放射温度計とは?
測定の原理としては、物体から発せられる赤外線を読み取って温度を測る、というものです。
詳しい話は実はよくわかっていませんが、大学で読んだ本には、黒体放射というものがあって、温度によって放射される電磁波の波長が違う、とか書いてあったと思います。
イメージとしては、シリウスのような温度の高い恒星だと青っぽく、アンタレスのような温度の低い恒星は赤っぽい色に見える、というものと同じだと思っています。
赤外線カメラとか、蛇のピット器官とかも生体の赤外線をキャッチしているので、そこそこの温度でもいけるようです。
細かい話はともかく最終的には「測れればよかろうなのだァァァァッ!!」ということです。
さて、そんな放射温度計をポチってみました。
まあまあなお値段でしたが、楽しみのための出費なので仕方ありませんね。
測定温度は-60~500℃で、測定誤差は±2℃(いずれも製品の仕様を参照)。
単4電池2本で稼働します。
レーザーポイント機能がないヤツはもうちょっとお安く購入できます。
なぜ放射温度計?
他の選択肢がなかったためです。
というのも、ピザ窯内部の温度は約300℃まで上がります。
当然ながら気温を測るようなものでこの温度はカバーできません。
というわけで、ピザ窯の温度をカバーできるものとしては放射温度計しかない、と判断しました。
上の図は、サイズ比較のためMINTIAを並べています。
実際の測定画面は以下の画像のようになります。
今の測定温度と、測定中の最高温度が画面下部に「MAX ○○」と表示されます。
ちなみに同じ高温条件になる陶磁器などでは、炉内温度の目安としてゼーゲルコーンというものを使うようですね。
ちょっと実測
せっかく手に入れたので、少し使って遊んでみました。
まずはベランダです。(とっ散らかっているので画像はありません)
測定条件は、晴れ・17時・ベランダ床面・測定距離1mくらい、です。
この条件で測定したところ、ベランダの測定結果は39.1℃でした。
測定誤差が±2℃なので、実際の温度は37~41℃くらいということです。
低い方でも体温より高いとは、関東恐るべし。
参考までに、この日の最高気温は33.6℃、測定時点(17時時点)の気温は30.7℃とのことでした。
ベランダのついでにエアコンの室外機(稼働中)も測定してみました。
測定条件は、ベランダと同様です。
室外機の測定結果は41.1℃でした。
測定誤差が±2℃なので、実際の温度は39~43℃くらいということです。
稼働中のエアコンの室外機なのでやはり高く出ますね。
放射温度計の注意書きにも「体温の測定には使えません」とあります。
書いてありますが、(危ないものでもないし)せっかくなので体温を測定してみました。
その結果、放射温度計では34.9℃(測定場所:首筋)、体温計では36.0℃(測定場所:脇)となりました。
同じ測定場所でやってもおそらく同様の結果になるのでしょう。
バカなことやってないで体温計を使いなさい、ということですね。
今後の予定
当初の予定どおり、ピザ窯を稼働する際の温度の目安として使います。
今年は、牛肉の塩釜焼き、焼きプリン、ピザ、焼きいも、焼きトウモロコシを予定しています。
焼きプリン以外「焼く」というよりは「蒸す」といった方が正しいのですが。
条件検討は終わっているので、あとは実践するのみです。
【実験】ピザ窯で牛肉の塩釜焼きを作るための予備試験早く休みたい!
ピザ窯をつくるなら・・・
今年はピザ窯を作ろう!とお考えでしたら、以下の記事をぜひご覧ください。
【自作】耐火レンガを積んでピザ窯を作ってみた。出来栄えは?ピザ窯の設計図などは次の記事からご覧いただけます。
【自作用】積むだけピザ窯の設計図最後までお読みいただきありがとうございました。