【2025夏】キャピタルゲイン狙いのスクリーニングの経過観察【バリュー】

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こんにちは。猛暑と大雨でなかなか外に出られませんね。

さて、9月に入り「会社四季報 2025年4集 秋号」の発売が近づいてきましたので、夏号の振り返りをやっておこうと思います。

スクリーニングの手法

今年はバリュー株のうち株主優待が設定されているもの、つまり優待バリュー株を選ぶこととしています。

なので、SBI証券のスクリーニング機能を使って株主優待があるものを選び、さらに「グレアムのミックス係数」が15未満のものを選んでいます。

グレアムのミックス係数 = PER(株価収益率) × PBR(株価純資産倍率)

ここからさらに「売上高」「売上高利益率」「営業利益」等で絞り込みました。

詳細は以下のスクリーニングの記事をご参照ください。

勝ち負けの基準

いつもどおりですが、勝ち負けの基準はスクリーニング時点の株価である【7/11の終値】に対して【9/12の終値】が

  • 5%以上の値上がりで「勝ち」
  • 損益が5%に満たなければ「引き分け」
  • 5%以上の値下がりで「負け」

としています。

例えば、7/11の終り値が1,000円で、9/12の終り値が1,050円なら5%の値上がりなので「勝ち」と判断します。

逆に9/12の終り値が950円だと5%の値下がりなので「負け」と判断します。

バリュー株の結果

PBR1を境に2パターン用意したので、それぞれの結果を見てみましょう。

PBR>1の銘柄

PBR>1の銘柄の結果は、

10銘柄中、 8勝 0敗 2引き分け

となりました。内訳は以下のようになります。

銘柄7/11
の終値
9/12
の終値
増減
#3003
ヒューリック
1,4721,6149.6%
#3359
cotta
42957433.8%
#3482
ロードスター
キャピタル
2,8693,22012.2%
#4559
ゼリア新薬
2,0512,1022.5%
#6309
巴工業
1,4951,72115.1%
#6653
正興電機
製作所
1,4671,71516.9%
#6670
MCJ
1,3201,4469.5%
#6941
山一電機
2,6063,43531.8%
#7864
フジシール
インターナショナル
2,7302,8755.3%
#9332
NISSO
HLDG
6596600.2%

今のところ、前回・前々回と0敗なのが気になるところです。スクリーニングの手法が良くなったのか、周辺環境が良いからなのかの判断がつかないのがもどかしいですね。

仮にこれらの銘柄を100株ずつ買付けていた場合1,709,800円かかり、売却すると1,936,200円になるので、差額は226,400円となります。

ここから税金が引かれるのでザックリ計算すると178,856円の利益になります。

手出しの金額に対する税引き後の利益で考えると、2か月ほどで約10%のリターンを挙げたことになります。買っていませんが。

ちなみに40%ルール(増収率と営業利益率の合計が40%以上)を満たすのは【3482】ロードスターキャピタルだけで、堂々の「勝ち」でした。

PBR≦1の銘柄

続いてPBR≦1の銘柄の結果ですが、

8銘柄中、5勝 0敗 3引き分け

となりました。内訳は以下のようになります。

銘柄7/11
の終値
9/12
の終値
増減
#3355
クリヤマ
HLDG
1,4951,5493.6%
#3538
ウィルプラス
HLDG
9881,0102.2%
#3569
セーレン
2,3713,13032.0%
#4633
サカタインクス
2,0532,29611.8%
#6823
リオン
2,5592,6423.2%
#7976
三菱鉛筆
2,0412,1736.5%
#8934
サンフロンティア
不動産
2,0962,41115.0%
#9956
バロー
HLDG
2,6122,92712.1%

こちらも引き続き0敗ですね。

仮にこれらの銘柄を100株ずつ買付けると1,621,500円かかり、売却すると1,813,800円になるので、差額は192,300円となります。

ここに税金がかかるのでザックリ計算すると151,917円の利益になります。

手出しの金額に対する税引き後の利益で考えると、2か月ほどで約9.3%のリターンを挙げたことになります。やはり買っていませんが。

まとめ

前回に引き続き、2パターン用意してどちらも0敗という、改善の方策を考えるのが面倒な結果になりました。

簡単にまとめると以下のようになります。

項目PBR>1PBR≦1
リターン金額178,856151,917
リターン率(%)10.59.37
勝率8/105/8

全体的に見るとPBR>1の銘柄の方がよさそうですね。

最後に、営業利益率などと株価の増減について、グラフにしてみました。

このグラフでは、横軸に株価の増減を、縦軸に3期増益率を取って、今回スクリーニングした銘柄のデータをプロットしています。

なお、3期増益率は、営業利益の3期(前期・今期・来期)の伸び率を示したものです。

PBRが1を超えている銘柄はなんとなく正の相関がありそうなグラフですね。

このグラフでは、横軸に株価の増減を、縦軸に増収率を取って、今回スクリーニングした銘柄のデータをプロットしたものです。

なお増収率は、3期分(前期・今期・来期)の売上高の伸び率です。

こちらもPBR>1の銘柄で何となく正の相関がありそう、といった感じですね。

このグラフでは、横軸に株価の増減を、縦軸に営業利益率(売上高営業利益率)をとって、スクリーニングした銘柄のデータをプロットしたものです。

こちらはあまり相関はなさそうですね。

40%ルールは営業利益率と増収率の合計で判断するので、営業利益率が高い方が良いと思うのですが、このグラフを見る限りでは絶対というワケではないみたいですね。

まぁそこまで簡単な話ならとっくに大儲けできているんでしょうけどね(泣)。

時間があれば過去のデータも振り返って、もうちょっと深掘りしてみたいですね。

あくまで2か月ちょっとのスパンで区切って見ているだけですし、そもそも優待バリュー株投資のスクリーニングでもあるので、株主優待を貰いながら値上がりをじっくり待てばよいのだと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ご注意

この記事は特定の銘柄を推奨する目的で作成されたものではありません。

投資は余剰資金で、自己責任のもと行ってください。

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