こんにちは。関東の田舎はだいぶ寒くなってきました。
そろそろ『会社四季報』の新刊が発売になりますね。
このため、2023年秋のスクリーニングの結果を振り返っていきたいと思います。
スクリーニングそのものの記事は後ほどご案内しますので、ご興味のある方はごらんください。
Contents
スクリーニングの手法
スクリーニングの細かい手法は以下の記事をご覧ください。
スクリーニングにあたり参照した書籍は、『会社四季報2023年4集 秋号』と、以下のExcelを使ったファンダメンタル分析関連の書籍です。
バリュー株のスクリーニングでだいぶお世話になってます。
勝ち負けの基準について
勝ち負けの基準は、スクリーニング時の株価である【9月15日終値】に対して【12月8日終値】が
- 5%以上の値下がりで負け
- 損益が±5%なら引き分け
- 5%以上の値上がりで勝ち
としています。
例えば、9月15日の終値が1,000円で、12月8日の終値が1,050円なら5%の値上がりなので「勝ち」と判断します。
逆に12月8日の終値が950円だと5%の値下がりなので「負け」と判断します。
バリュー株の結果
結論から書きますと、バリュー株は全敗でした。つまり、
6銘柄中、6敗
となります。
まとめると以下のようになります。
なお、スクリーニング時の株価は9月15日の終値を、スクリーニングの結果は12月8日の終値を採用しています。
銘柄 | 09/15 | 12/08 | 終値 (決算前日) | 増減 |
---|---|---|---|---|
【2136】 ヒップ | 1,139 | 1,059 | 1,069 (11/7) | ▲8% |
【2185】 シイエム・シイ | 1,460 | 1,236 | 1,330 (11/9) | ▲15% |
【3254】 プレサンス コーポレーション | 1,964 | 1,520 | 1,633 (11/13) | ▲23% |
【6625】 JALCO ホールディングス | 217 | 200 | 198 (11/9) | ▲8% |
【7217】 テイン | 1,060 | 860 | 955 (11/9) | ▲19% |
【8704】 トレイダーズ ホールディングス | 762 | 556 | 640 (11/10) | ▲27% |
参考までに決算前日の終値を載せています。
仮に9月15日の終値で100株ずつ購入したとすると660,200円かかります。
これらを12月8日の終値で売却すると543,100円になり、およそ18%の損失が発生します。
グロース株の結果
結論としては、かろうじて2銘柄で勝ちを拾った、という状況でした。
9銘柄中、2勝6敗1引き分け
となります。
個別の結果は以下のようになります。
銘柄 | 09/15 | 12/08 | 終値 (決算前日) | 増減 |
---|---|---|---|---|
【3187】 サンワカンパニー | 819 | 493 | 735 (11/13) | ▲40% |
【4174】 アピリッツ | 1,110 | 1,033 | 1,102 (9/13) | ▲7% |
【4429】 リックソフト | 1,625 | 1,381 | 1,589 (10/11) | ▲15% |
【4431】 スマレジ | 2,617 | 2,782 | 2,418 (9/12) | 6% |
【4495】 アイキューブド システムズ | 1,320 | 1,449 | 1,411 (11/13) | 9% |
【7061】 日本ホスピス ホールディングス | 2,526 | 1,970 | 2,431 (11/9) | ▲22% |
【7687】 ミクリード | 1,885 | 1,896 | 1,500 (10/30) | 0.6% |
【8929】 青山財産 ネットワークス | 1,118 | 1,028 | 1,086 (11/13) | ▲8% |
【9560】 プログリッド | 1,036 | 933 | 1,027 (10/11) | ▲10% |
金額で考えた場合、9月15日の終値ですべて100株ずつ購入したとすると1,405,600円かかります。
12月8日の終値で全て売却すると1,296,500円になるので、およそ8%の損失が発生したことになります。
感想
以上のように、2023年秋のスクリーニングはなかなか残念な結果に終わってしまいました。
東証グロース市場指数を見ると、2023年半ばから下落基調であったことから、グロース株が苦戦したのは納得感があります。
一方、東証スタンダード市場指数は下落ではなく、横ばいからやや上向きであったため、銘柄の選球眼がまだまだなのだと感じました。
このキャピタルゲイン狙いのスクリーニングは今回で3回目となりました。
あと1回実施すると1年分(会社四季報4冊分)をスクリーニングしたことになりますので、最低でもあと1回頑張ってみようと思います。
あくまでもスクリーニング手法としてどうなのか?というところの検証なので、あまりお金をかけずに楽しんでやれればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。