スピンオフで一般口座に入ったHLNの、確定申告に関する記事はこちらです。ご参考までに。
こんばんは。
以前の投稿でもスピンオフに関して取り上げましたが、今月もありました!
【米国株】AT&Tがスピンオフ?何すりゃいいの?今回は、グラクソ スミスクライン(ADR)です。
もう前回のAT&Tの一件で確定申告不可避なので、今さら一般口座に入る銘柄が増えても問題ありません。
ただ、スピンオフだけじゃなかったので、一応記事として残しておこうと思います。
Contents
何が起きたのか?
先に書いてしまうと、以下のようになります。
- スピンオフ
- 株式併合
- 買収
コンシューマーヘルスケア部門が7/14にヘイリーオン(Haleon、以下HLN)として分社・独立しました。
この結果、GSK(ADR)保有者には1株につき、HLN(ADR)1株が割り当てられます。
ちなみにHaleonの読み方はSBI証券の表記に従って「ヘイリーオン」としていますが、GSKのHPを見ると「ヘイリオン」となっています。
株式併合が7/20に実施されました。
今回はGSKの株式を、5株→4株に併合するものでした。
これは、例えば100株持っていたら80株になるということです。
株式分割の逆パターンですが、分割しても併合しても価値自体は変わりません。
企業の買収が7/5に完了しました。
買収された企業はSierra Oncology Inc.【SRRA】で、1株あたり55米国ドルだったようです。
オンコロジーということで、がん関係の研究開発を行う会社と思いますが、独自の技術を持っていたみたいですね。
二重の作用機序を持つ低分子化合物というのは気になるところです。
アンメットメディカルニーズに対応できる可能性があり、GSKの血液がん系の事業を拡充するためにも適切な相手だったのでしょう。
ちなみに今年5月にも米国企業のAffinivax社を買収しています。
こちらはワクチン開発の事業を拡充する目的だったようです。
GSK ADR保有者がやるべきことは?
今回影響が出る部分としては、スピンオフと株式併合です。
前者のスピンオフの場合、HLNが勝手に一般口座に入れられてしまうので、あとで確定申告をする必要が生じます。
まったくもって面倒ですね。
後者の株式併合の場合、5株を4株にするので、キリよく株式を持っていれば問題はありません。
ですが、例えば株式併合前に13株持っていると、このうち10株は新たに8株として保有できますが、3株は併合されずに売却され、相当額が投資家に戻されます。(SBI証券のよくある質問では、特に対応不要とのこと)
現時点で、ここに税金がどう絡むのかはわかりません。
まとめると、確定申告の覚悟を決めた方がよさそうですね。
自分自身の状況と対応
今回は【T】の時ほど慌てていません。
なぜなら(【T】のせいで)すでに確定申告不可避だからです。一般口座に入る?どんと来い!
てなわけで、今回スピンオフについてはまだ何もしていません。
そのうちHLN売却すると思いますが、それは追々。
GSKの保有を継続するか否かですが、これは「継続保有」としています。
理由としては、安定的に配当金を支払ってくれることと、買収したSRRAの技術が気になるためです。
最後までお読みいただきありがとうございました。