これまでは、ピザ窯を作るための材料や設計図を紹介しつつ、ピザ窯を作成するところまで投稿してきました。
作成風景や材料はこちらの記事からご覧いただけます。
また、設計図だけの記事はこちらからご覧いただけます。
個人的にはピザ窯が完成したことで満足しつつあったのですが、さすがに使わないと意味がありませんので、実際に火を入れて、いろいろ試してみることにしました。
実験!
Contents
ピザ・パン
なにせピザ窯ですからね。当然ピザを焼きますが、せっかくなので生地から作ることにしました。
余った生地でパンも焼くことにしました。
生地の用意
材料はパンを作ったことのある知人に聞いて用意しました。
知人によれば、パン10個分の材料は以下のとおりです。
- 強力粉:250 g
- 砂糖:25 g
- 塩:3 g
- 水:170 mL
- ドライイースト:3 g
- 無塩バター:20 g
作業の全体としては、材料を混ぜて、一次発酵させた後、一度生地を寝かせてから、二次発酵、焼成で完了です。
いろいろとコツがあるらしいのですが、面倒だったので全部ボウルに入れてひたすら捏ねて、どうにか一次発酵まで進めました。
下の画像は、一次発酵中の生地です。
パン酵母によって生地中の糖分が消費されて、ガス(二酸化炭素)が発生するので、生地が膨らんでいます。
普段気付きにくい微生物の働きを見ることができる貴重な・・・いや、やっぱり暇つぶしです。
お子さんと一緒にやる夏休みの自由研究の題材としては、安上がりで良さそうですね。
例えば、砂糖の量を増やしてみたり、塩を使わなかったり、発酵時間を半分・2倍にしてみたら、焼きあがったパンはおいしいのか?サイズ感は?ドライイーストによって味は変わる?など、実験して確かめてみるのも立派な研究でしょう。
下の画像は二次発酵前の状態ですが・・・縮んだ?
下の画像は、生地を小さく切り分けた、二次発酵前の状態です。
オーブンで二次発酵したら、ひとまず生地は完成です。
焼く!
ピザ窯が十分に温まっていれば、あとは焼くだけです。
約300℃のピザ窯(上段)に入れて、5分ほど焼いて取り出してみました。
下の画像が記念すべき第1号のピザです。となりの白いピンポン玉みたいなものは、一緒に焼いたパンです。
最初に焼く一枚はシンプルな『マルゲリータ』に決めていたのですが・・・。
画像をからもわかるように、結局市販のピザソース(トマト)を塗った生地に、ベーコンとチーズを好きなだけのせて、バジルソースを少し追加した『パッと見よくわからないピザ』になってしまいました。
ひとまず加熱は問題ないみたいですし、チーズの焼き色が素晴らしい!
実食:ピザとパンのお味は・・・
さて、ピザは生地以外すべて市販品なのでマズイものが出来上がるはずはないのですが・・・。
実食したところ、塩気が強すぎると大不評でした。原因は画像からもお察しなのですが、チーズののせすぎです。
いくらチーズが好きでもほどほどにすべきなのでしょうね。
ピンポン玉みたいなパンはもっと衝撃的な味でした。
噛んだ瞬間、パン内部からあふれて鼻に抜けるアルコール臭・・・。発酵しきれてない感がすごい。
割って匂いを確認してみると、パンの香ばしい香りにまぎれてアルコールっぽい感じがしました。
以上、ピザ・パンを焼いた結果をまとめると、失敗!というほかないです。
考察
実験したならば、考察して次の実験につなげるの理系でしょう。
まず、ピザについては、私のトッピングのセンスが壊滅的であったことが最大の原因でしょう。
いくらチーズが好きでも、適量があるのだと思います。いやでも無性に食べたくなるくらいチーズ好きだし・・・。
次に、パンについては心当たりがあります。
生地の準備のところで面倒くさがって材料を全部最初に混ぜたことと、一次発酵の部分だと思います。
パン酵母も生物なので、その繊細さを忘れてはいけなかったのですが、生地も膨らんでるし一晩放置しても大丈夫だろう、と思っていたらダメだったみたいですね。
アルコールっぽい感じは、パン酵母が嫌気発酵することで発生するエタノールによるものだと思います。
嫌気発酵ということは、生地への酸素供給が十分でなかった可能性が高そうです。
次回の実験(?)では、ボウルにラップをふんわりかけてあげることで、解決できるかもしれません。
もっと厳密に検証するなら、捏ねた生地を2つに分けて、ふんわりラップをかけた方と、ぴっちりラップをかけた方で比較する等が考えられますが、今のところそこまでやる気はないです。
ピザ・パン以外にもいろいろと焼いていますので、そのうち記事にしたいと思います。
以下の記事で食材をお得に調達できるサービスもご紹介していますのでご覧ください。
【食品ロス対策】食材をお得に入手できるサービス5選!どこを目指しているブログなのかわからなくなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。