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こんにちは。「会社四季報 2026年1集 新春号」の発売が近づいてきましたね。
そんなわけで、バリュー株に続き、グロース株のスクリーニング結果についても振り返っておこうと思います。
政治の影響もあってタイミング的にはだいぶ逆風ですが、興味がありましたらご覧ください。
Contents
スクリーニングの手法
スクリーニングの手法の細かい部分は以下の記事に譲りますが、ネット証券のスクリーニング機能を使ってザっとリストを作成して、そこから様々な指標を使って絞り込みをかけました。
絞り込みに使った指標は、【PER(株価収益率)】【PBR(株価純資産倍率)】【ROE】【ROA】【営業利益率】などです。
勝ち負けの基準
いつものように、スクリーニング時点の株価である【9/22の終値】に対して【11/21の終値】が
- 5%以上の値上がりで「勝ち」
- 損益が5%に満たなければ「引き分け」
- 5%以上の値下がりで「負け」
としています。
例えば、9/22の終値が1,000円で、11/21の終値が1,050円なら5%の値上がりなので「勝ち」と判断します。
逆に、11/21の終値が950円なら5%の値下がりなので「負け」と判断します。
グロース株の結果
結論から書きますと、
48銘柄中、10勝 23敗 15引き分け
となりました。今年は結構勝率高かったんですが、ここにきてグッと負けが追い上げてきましたね。うれしくない!
9月22日の終値で100株ずつ買付けると8,243,650円かかり、11月21日の終値で全て売却すると8,028,000円なので、215,650円のマイナスになります。金額ベースで見ても結構負けてますね。
48銘柄と多かったので、内訳は2つのテーブルに分けました。
| 銘柄 | 9/22 の終値 | 11/22 の終値 | 増減 |
|---|---|---|---|
| #2124 JACリクルートメント | 1,074 | 1,108 | 3.2% |
| #2157 コシダカHD | 1,437 | 1,206 | ▲16.1 |
| #2585 ライフドリンク | 2,299 | 2,153 | ▲6.4% |
| #2726 パルグループHD | 2,599 | 2,167 | ▲16.6% |
| #3064 MonotaRO | 2,322 | 2,213 | ▲4.7% |
| #3433 トーカロ | 2,190 | 2,099 | ▲4.2% |
| #3661 エムアップHD | 2,215 | 1,790 | ▲19.2% |
| #3687 フィックスターズ | 1,916 | 1,620 | ▲15.4% |
| #3836 アバンドグループ | 1,545 | 1,837 | 18.9% |
| #3901 マークラインズ | 2,117 | 1,710 | ▲19.2% |
| #3916 デジタル・ インフォメーション | 2,566 | 2,668 | 4.0% |
| #3923 ラクス | 1,335.5※ | 1,239 | ▲7.2% |
| #3939 カナミック ネットワーク | 492 | 527 | 7.1% |
| #4071 プラスアルファ コンサルティング | 2,473 | 2,324 | ▲6.0% |
| #4193 ファブリカHD | 2,162 | 1,916 | ▲11.4% |
| #4371 コアコンセプト・ テクノロジー | 1,009 | 1,020 | 1.1% |
| #4377 ワンキャリア | 2,600 | 2,666 | 2.5% |
| #4493 サイバー セキュリティ クラウド | 1,841 | 1,898 | 3.1% |
| #4527 ロート製薬 | 2,502 | 2,560 | 2.3% |
| #4681 リゾートトラスト | 1,818 | 1,962 | 7.9% |
| #5038 eWeLL | 2,800 | 2,654 | ▲5.2% |
| #5138 Rebase | 1,180 | 727 | ▲38.4% |
| #5244 jig.jp | 284 | 255 | ▲10.2% |
| #5253 カバー | 1,950 | 1,631 | ▲16.4% |
| #5384 フジミ インコーポレイテッド | 2,227 | 2,264 | 1.7% |
なお、【3923】ラクスは10月25日に株式分割がありました。このため、9月22日の終値は株式分割後の数値に読み替えております。
| 銘柄 | 9/22 の終値 | 11/22 の終値 | 増減 |
|---|---|---|---|
| #6088 シグマクシス | 920 | 806 | ▲12.4% |
| #6200 インソース | 987 | 833 | ▲15.6% |
| #6323 ローツェ | 2,082 | 1,924 | ▲7.6% |
| #6564 ミダックHD | 2,069 | 1,912 | ▲7.6% |
| #7033 マネジメント ソリューションズ | 1,550 | 1,372 | ▲11.5% |
| #7061 日本ホスピスHD | 1,302 | 1,312 | 0.8% |
| #7085 カーブスHD | 826 | 782 | ▲5.3% |
| #7088 フォーラム エンジニアリング | 1,274 | 1,708 | 34.1% |
| #7092 Fast Fitness Jp | 1,830 | 2,116 | 15.6% |
| #7148 FPG | 2,460 | 2,301 | ▲6.5% |
| #7187 ジェイリース | 1,660 | 1,447 | ▲12.8% |
| #7191 イントラスト | 1,079 | 1,058 | ▲1.9% |
| #7317 松屋 アールアンドディ | 773 | 808 | 4.5% |
| #7373 アイドマHD | 2,768 | 3,010 | 8.7% |
| #7740 タムロン | 1,046 | 1,029 | ▲1.6% |
| #7760 IMV | 1,938 | 2,005 | 3.5% |
| #7818 トランザクション | 1,248 | 1,079 | ▲13.5% |
| #8771 イー・ ギャランティ | 1,545 | 1,695 | 9.7% |
| #9245 リベロ | 2,237 | 2,747 | 22.8% |
| #9416 ビジョン | 1,202 | 1,236 | 2.8% |
| #9467 アルファポリス | 1,486 | 1,584 | 6.6% |
| #9552 M&A総研HD | 1,350 | 1,205 | ▲10.7% |
| #9554 AViC | 1,851 | 2,097 | 13.3% |
結果に対する指標の分析
今回は結構ボコボコにやられているので、分析しがいがありそうです。
いろいろな切り口で勝ち負けを分析してみました。
まずはROEやROAと株価増減率について確認してみることにしました。
まずは予想ROEとROEの改善率です。ROEの改善率は正確には%ではなくポイントと表記すべきところですが、気にしないでください。


予想ROEの数値は30%を超えるとほぼ「負け」になっていますが、30%を超えることが必ずしも負けにつながるわけではないと思います。一方で、急激なROEの変動は何かあるのでしょう。
続いてROAです。こちらはROEと同じような傾向を示しています。


前回(会社四季報 2025年3集 夏号)の結果とはちょっと違う傾向を示しており、周辺環境によって大きく変動する可能性があります。単純にROAやROEを妄信してはいけない、ということでしょうか。
次に、増収率(売上高の伸び率)と営業利益率などについて、株価の増減率とプロットしてみました。
まずは増収率と3期増益率(前期・今期・来期の営業利益の伸び率の平均)です。


増収率に比べると、3期増益率の方が全体的な傾向として緩やかな右肩上がりですね。ただ、3期増益率が40%超となると相当なので、投資判断に使えるかは微妙なラインだと感じます。
次に営業利益率や40%ルールのプロットです。
40%ルール : 増収率と営業利益率の合計が40%を超えていれば投資してもOKとするルール。


こちらは全体的に相関らしいものは確認できませんでした。勝ち負けにかかわらず、全体的にまんべんなく散らばっている印象です。
ここではPBR(株価純資産倍率)に着目してグラフを作成してみました。
PBRが1未満は割安・1を超えると割高、と言われていますが、株価の増減にどう影響するか気になってやってみました。
ちなみにPBRはスクリーニング時点で取得したデータです。


PBRと株価の増減はあまり相関がないようですが、全体的にゆるい右肩上がりですね。PBRと3期増益率も勝ち負けとあまり相関があるようには見えませんでした。
次にROA改善率や営業利益率とPBRをプロットした結果です。


う~んって感じですね。営業利益率とPBRが高いと「勝ち」が多い、みたいな結果を期待してたんですが・・・。
ついでなので、ROA改善率とROE改善率や、増収率と営業利益率もプロットしてみました。


前者は相関があって不思議ではないのですが、勝ち負けによってプロットされる場所に大きな違いは見られませんでした。
増収率と営業利益率も同様で、全体に散らばるような配置でした。なかなか解析が難しい…。
感想
今回のグロース株の結果は「48銘柄中、10勝23敗15引き分け」でした。
結構ボコボコにやられたというのと、ここまでの調子が良すぎたという印象です。
政治的な問題の影響もあるので、スクリーニング手法について一概に判断できませんが、まぁボコボコだな、と。
一方で、銘柄数を多くしたおかげで解析に使えるデータが増えました。今のところパッとしないデータですが、これからもデータを積み重ねて、株価と相関のあるファクターを探っていきたいと思います。
最近は生成AIにコードを書かせることもできるようになってきましたし、省力化・効率化が期待できそうですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。


