こんにちは。決算発表のシーズンですね。
思ったほど悪くないと思われた内容でも株価が下がったりしているので、まだまだキャピタルゲイン狙いは勉強が必要みたいです。
さて、今回はそんな決算発表のなかで目についた、【9432】の株式分割について記事にします。
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【9432】NTTの株式分割について
【9432】は、正確に書くと日本電信電話ですが、ぱっと見でNTTの方がわかりやすいのでNTTと表記していきます。
NTTは2023年7月1日を効力発生日として、1株→25株にする株式分割を行います。
権利付き最終売買日は6月28日になります。
なお、株式分割しても価値自体は変わりません。
株式分割の狙いは?
NTTの決算短信によれば、株式分割の狙いは以下のようです。
- 新NISAが始まり、投資を始める人が増える
- 初心者でも買えるように、投資に必要な費用を下げる
- 投資環境を整えて、NTTを応援してくれる投資家層を拡大する
また、最近はミニ株などで株を買うサービスの登場で、結果的に単元株未満で保有する投資家が増えたため、議決権を持つ投資家を増やす目的もあるようです。
今後はいくらくらいで買える?
5月19日の終値は4,124円でした。
この数字をそのまま当てはめると、1株が25株になるので、4,124 ÷ 25 = 164.96
つまり、およそ1万6千円で議決権のある株主になれます。
ちなみに、東京証券取引所が示す望ましい投資単位あたりの水準は5万円~50万円となっています。
今回はその水準から外れていますが、投資環境を整えて投資家層の拡大をしたいという願いがあるみたいですね。
継続保有?売却?
結論から書くと「継続保有」です。
理由は①株式分割によって悪い影響はないと判断している、②配当金は結構もらえている、の2点になります。
①については、(事業がこれからも成長していく前提で)投資単位あたりの金額が下がることで値上がりしやすくなると考えられるからです。
②については、保有を始めた2021年度の配当実績~2023年度の配当予想値を表にしたものをご覧ください。
第2四半期 | 期末 | |
---|---|---|
2021年度 | 55 | 60 |
2022年度 | 60 | 60 |
2023年度(予) | 2.5 | 2.5 |
2023年度(仮) | 62.5 | 62.5 |
2023年度(仮)は株式分割しなかった場合の数字(2.5円 × 25)です。
私が保有し始めた2021年度からだけでもじわじわと配当金が伸びていることがわかります。
NTTの株主還元は配当金だけでなく、自己株式の取得もあります。
今のところ、株主還元策と研究開発の動きもちゃんとしているので保有、としています。
何より「NTTを5,000株も持ってるぜ!」というのはインパクトがありますよね。
最後までお読みいただきありがとうございました。