スクリーニングでピックアップした銘柄のうち、【7077】ALiNKインターネットは6月1日の終値で1,345円(前日終値の1,045円)となりました。
確かストップ高で、表示上は+300円の値上がりになっていました。
切り取るタイミング次第なので何とでも言えそうですが、勝率が11銘柄中6勝2敗3分けになります。
こんにちは。
大型連休・・・あっという間に終わってしまいましたね。
貴重な休みを使って、以前スクリーニングした銘柄を追っかけていました。
この記事は2月頃作成したので、ぼちぼち3か月が経過することになります。
そこで、この3か月の推移を見てスクリーニングが妥当なものか検証しよう!という趣旨です。
Contents
スクリーニングの手法
銘柄のスクリーニングは、以下の書籍の手法に従いました。
最初のステップは、ネット証券でPBRやPERを参考に東証グロース市場・スタンダード市場の銘柄をリストアップします。
次に、リストをCSVファイルとしてダウンロードし、PBRとPERの数字をかけ算して出る数字(グレアムのミックス係数)でスクリーニングします。
私の場合は、このミックス係数が15以下のものをピックアップします。(書籍によっては12.5とかだったりします)
ネット証券でのスクリーニングの段階でミックス係数が出れば便利なんですけどね。
売上高や経常利益の直近3年の推移が順調に伸びていることなどを織り込んで、さらに絞り込んでチェック銘柄とします。
以前の記事でピックアップした銘柄
過去、2回にわたっていくつかの銘柄をピックアップしていました。
まとめて記載すると、以下のようになります。
- 【3440】日創プロパティ
- 【3477】フォーライフ
- 【3970】イノベーション
- 【4076】シイエヌエス
- 【4489】ペイロール
- 【6038】イード
- 【6568】神戸天然物化学
- 【7077】ALiNKインターネット
- 【7671】AmidAホールディングス
- 【8508】Jトラスト
- 【8927】明豊エンタープライズ
これらの銘柄のスクリーニング時点と5月12日の株価(どちらも終値)を見て、スクリーニングの妥当性を見ようと思います。
株価の実績値と損益
早速株価(終値)を確認していきましょう。
なお、スクリーニングの方の終値は2月10日または3月17日のものです。
銘柄 | スクリーニング時 | 5/12 | 増減 |
---|---|---|---|
【3440】 日創プロパティ | 684 | 761 | +11% |
【3477】 フォーライフ | 627 | 629 | – |
【3970】 イノベーション | 1,639 | 1,492 | ▲9% |
【4076】 シイエヌエス | 1,370 | 1,508 | +10% |
【4489】 ペイロール | 711 | 716 | – |
【6038】 イード | 894 | 850 | ▲5% |
【6568】 神戸天然物化学 | 1,231 | 1,515 | +23% |
【7077】 ALiNKインターネット | 981 | 916 | ▲7% |
【7671】 AmidAホールディングス | 451 | 498 | +10% |
【8508】 Jトラスト | 392 | 391 | – |
【8927】 明豊エンタープライズ | 192 | 236 | +23% |
5%以上の値上がりを「勝ち」、5%以上の値下がりを「負け」、プラスマイナス5%の範囲に収まる場合を「引き分け」と考えると、
11銘柄中、5勝3敗3分
となりました。勝率で考えると「半分くらいは勝てる」ということになります。
今回は便宜上5%という数値を設定しましたが、当然この数値設定によって勝率は変わります。
仮にすべて100株買ったとして金額ベースで考えると、購入金額が917,200円。
これに対して34,000円の利益(税引き前)になり、利益率で考えると約3.7%となります。
税金や売買にかかる手数料を考えると3%をやや下回るくらいでしょうか。
なお、利益率と表現していますが、あくまでスクリーニングから5月12日終値で計算した値であり、約3か月の実績です。
つまり、単純計算で年換算すると4倍の136,000円。年間の利益率はなんと約15%!
あくまで机上の空論ですが、インカムゲインが年間の利益率3%程度で頑張っていることを考えると信じられませんね。
経過観察の結果
今回のスクリーニングの方法は、それなりの勝率・利益につながるだろう、というのが所感です。
なお売買のタイミングなどは一切考慮していないので、若干の増減はあるものと考えた方が良いでしょう。
例えば【6568】神戸天然物化学は一時1,900円くらいまで急騰していましたし。
私も以下の書籍で売買のタイミングについて今更ながら勉強しています。
スクリーニングに関しても、まだ不十分な気がしますので、次の会社四季報が出る頃にまた銘柄をピックアップしてみたいと思います。
キャピタルゲインでどのくらいの利益率を狙うのか?
上の方で少しだけ触れましたが、私のメインは高配当株です。
自分で手を動かすまでもなく配当金がチャリンチャリンと入ってくるのが最高なのですが、利回りで考えると年間およそ3%です。
一方、(自分で手を動かす必要はあるものの)キャピタルゲインを狙おうとすると、年間での利回りに大きな差が出ます。
上記の結果を無理やり当てはめると・・・
インカムゲイン | キャピタルゲイン | |
---|---|---|
手間 | ほぼナシ | 売買の手間がかかる |
年間の利回り | 約3% | 約15% |
備考 | ホントに不労所得 | ー |
結論から書くと、社畜にそこまでの手間はかけられませんので、ほぼインカムゲイン狙いになります。
一方で資金を遊ばせておくのももったいないので、働いてもらいたいとは思っています。
そこで考えなければならないのが「どのくらいの利益を目指すか」「撤退のラインはどこか」です。
ここについて、まだ結論は出ていませんが、今後のスクリーニングの結果を見つつ決めていければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。